with mzk.

聴いた音楽について綴ります。

「Wonderful Life」 KNOCK OUT MONKEY

 

Wonderful Life

Wonderful Life

 

  メジャーシングル第2弾。『神戸の暴れ猿』ってキャッチフレーズカッコいいよね。

 
 あらかじめ夏に焦点を絞って製作に挑んだというこの曲。過去にリリースされた「Climber」(reality&liberty収録)の様なラテン調?独特のリズムでガンガン引っ張り、爽快でアッパーなチューンとなっております。ただ、底抜けに明るいだけじゃなく、夏の終わりの様な寂しさ・翳りの様な切なさも時折垣間見れ、このコントラストがグッとくる。1サビ明け、ラップのセクションもKOM節炸裂しててアガリます。1回しか出てこない潔い構成もまたニクい。
 
 今年の夏はこれで決まり。間違いないでしょ‼︎ドライブや海、色んなシチュエーションのお供にします。
 

「ECHOES」 彼女 in the display

 

ECHOES

ECHOES

 

  激ロックで取り上げられたりする所を見ると、エモ・ラウド・ミクスチャー界隈のジャンルになるのでしょうか。彼女 in the display  略して  KID  ?  4曲入りEP。

 

  このバンドの最大の武器はボーカルの声の良さだと思っている。どっしりと丁寧に紡がれる言葉。良い意味であまりロックバンドにいないタイプのボーカリストかと。今回もそれが活きるメロディーでKIDの魅力がたくさんパッケージされています。

 

 Aメロの符割がゆらゆらと独特なM-1「Determination」に始まり、ド頭から疾走感溢れ、最後はシンガロングもありライブ映えしそうなM-2「ECHOES」。これがリードトラックの様ですが、個人的には続くM-3「MAGI」が1番好き。1番とコーダ前のBメロが違う風に聞こえる素敵なアレンジ、ラスト怒涛の切なめなメロディーの応酬。ホントこれリードでも良いんじゃないかと思う程。珠玉の4曲。どれも素晴らしい楽曲です。

 

 ただイントロや間奏部分があまり耳につかず、退屈に思える部分も。ギター、キーボード等の所謂上物となるフレーズがやや薄口に感じてしまう。例えば、イントロ開始5秒でドカンと着火できるような強烈なリフだとか、そういうのも欲しい。