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聴いた音楽について綴ります。

「Any verse」 xTRiPx

Any Verse (通常盤)

Any Verse (通常盤)

 

別れと出会いを繰り返した
全ての事欠けることなく 意味をなし
今を築いた

紆余曲折を経て辿り着いた今。バンド結成10年目 の集大成。

 

歌詞は、バンドの喜び・苦悩・アイデンティティを綴ったものが多く見受けられます。特にM-2「Any verse」なんかは、活動休止中の葛藤なんかも垣間見れ、バンドマンなら共感せずにはいられない内容。M-11「past<future」では、歴代のバンドメンバー(脱退した歴代のメンバーも含む)の名前を違和感無く詞に落とし込んだ演出には感動した。アンテナの張り方がすごい。とにかくVo.のYo-shiT、すさまじく優秀なプレイヤーだと思う。ラップのスキルも抜群に高い。ヴィジュアル界隈では群を抜いてるのではなかろうか。ただ、Dragon Ashのkj好きすぎやろ!と、いうのはちょこちょこ表れてしまってます。詞やタイトルに「Lily」が出てきてますが、百合はDAの専売特許じゃ.......笑  話逸れましたが、ラップだけでなく歌声も多彩で素敵。さらに全楽曲の作詞作曲に加え、プログラミングも手掛けているとの事。 

 

サウンド面は、ヴィジュアル系をしっかり周到したヘヴィなサウンドを基準に、他の相性のいいジャンルの音楽を幅広く融合しています。M-5「clossover」ではDUB、M-9「be alive」ではレゲェ調だったり。曲構成が一筋縄ではいかず、1曲の情報量が多い。でも、展開がスムーズで聞いてて違和感はない。(M-7「Dream catcherは、ん?)この辺も、まさに腕とセンスの賜物かと。

 

通常版のボーナストラックですが、M-14「milky way[Dj 6-six-Remix]」これまた名曲すぎる。とにかくメロディーが綺麗で、m-floばりの素敵アレンジで、たまらんぐらい好きです。ある程度、知名度高いR&B系の女性シンガーが歌ったら、絶対売れるわ。

 

かねてからxTRiPxというバンド存在は知ってましたが、見た目とバンド名でスルーしてた。もう、全力で後悔ですよ。それぐらいツボな曲多い。気合、こだわりがビシビシ伝わってきました。今後、もっとブラッシュアップした楽曲が増えると、ドカンと行く気するなぁ。これからも、 この路線で!ごりごりミクスチャーサウンドを期待!!

  

  

 

xTRiPx Any verse OFFICIAL MUSIC VIDEO(full ver ...

 

Rate:★★★★☆

2013.08.07 baroque東名阪ツアー @ umeda AKASO.

http://instagram.com/p/ctPpZpwfg_/

もう1週間程経ちますが、行ってきましたbaroqueのライヴ!約1年振り。そしてワンマンに参加するのは初めて。頭から終わりまで、最高に幸せな時間でした。それに尽きる。キラキラしたポジティブな気持ちを沢山もらった。

 

Nutty a hermit.から始まり、ガリロンへと。初っ端からsug life収録の曲が来たのは意外でした。「sug life」は、めちゃくちゃ好きなアルバムで、それこそ聴いて音楽観変わるぐらい衝撃受けた。もちろん今でも現役。ずっと、リアルで体感したい音楽だったから、それだけでも来た甲斐があった。体動かさずにいられない程、躍動感あるリズムが最高に気持ちいいし、上物もしゅわしゅわ、ピコピコ鳴って、頭も体も全部、飲み込まれるあの感覚。爆音で聞けて溶ろけそうでした。欲を言えばもっと聴きたかったけど。勿論、復活後も素晴らしいけれどsug lifeは別格だなぁ。

 

そして、この日のハイライトは間違いなく湿度~exitの流れでしょう。深めのリバーブ、ディレイを駆使した音色のギターが完全に空気を支配してた。次の瞬間は、どんな音出すの?って、ドキドキしながら終始釘付けやった。圭くんは、憧れてやまないギタリスト。そして、ますますストラトへの憧れも強くなった。欲しい!!笑 芯が太くて、ギターほんとイイ音してた。

 

ライヴも終盤戦へ。tightは途中から倍テンぐらいテンポアップしてて、なんだか可笑しかった。唄では、かなりの頻度で怜くんが客席にマイクを向けてたのが印象的。半分近くオーディエンスに歌わせてたなー。 我伐道も大好きな曲、キメが独特でかっこいいよね。ラスサビでは、ドラムのブッチさんがドコドコツーバス踏んでたり、今回いい意味でサポートメンバーの色も濃く出てた印象。

 

アンコール―― 凛然アイデンティティで、全身全霊で力強く歌う怜くんの姿に、思わず目頭が熱くなった。あと、単語単位なんだけど、歌詞が心にバシバシ刺さった。 いつも聴いてるCDとは、全然違って聴こえた。 こういうのは、ライブの醍醐味。 ラストteeny-tiny star を終えて、終演ムードの中、突如、ブッチさんがタムを使ったフレーズを叩きだした。こ、これは、独楽だーーーーーーー!! 怜くんも、目見開いて驚いてたし、仕込みじゃなく予定外の演目なはず。ブッチさん、まじグッジョブ!お代は結構 要りませんから!テンションMAXのまま、ライブ終了。

 

内情はわからないけど、2人になったバロック。これからも、リスナーの度肝抜く音楽に期待してます。楽しかったー。また絶対、行く!

 

 

-SET LIST-
SE bug
01 Nutty a hermit.
02 ガリロン
03 モノドラマ
04 溢れるは純情
05 メロウホロウ
06 ザザ降り雨
07 ナカユビタテル
08 湿度
09 exit
10 魔女と林檎
11 tight
12 独楽
13 唄
14 我伐道
15 キズナ

Encore
16 たとえば君と僕
17 グラフィックノイズ
18 凛然アイデンティティ
19 teeny-tiny star
20 独楽